お金の不安はなぜ消えないのでしょうか?
昔に比べて、私たちはずっと多くのお金の情報を持っています。
銀行、証券会社、保険、NISA、iDeCo、投資信託、株式投資、YouTube、SNS、本、ニュース。
お金について学ぼうと思えば、いくらでも情報は手に入る時代です。
それでも、多くの人がこう言います。
「将来のお金が不安です」
「投資をした方がいいのは分かるけれど不安です」
「老後資金が足りるか分かりません」
なぜ、これだけ情報があるのに、お金の不安は消えないのでしょうか。
① 多くの人の誤解
多くの人は、不安の原因を
「自分はお金の知識が足りないからだ」
と考えます。
だから本を読んだり、YouTubeを見たり、セミナーに参加したりします。
しかし、知識が増えても、不安が完全になくなる人はあまりいません。
むしろ、勉強すればするほど迷ってしまう人もいます。
長期投資が良いという人もいれば、今は相場が高いから危ないという人もいる。
投資は早く始めた方がいいという人もいれば、まずは貯金という人もいる。
保険は必要という人もいれば、保険は無駄という人もいる。
②お金の不安が消えない本当の原因は、「判断の基準がないこと」
情報が増えるほど、何が正しいのか分からなくなってしまう。
そして、人は判断できなくなると、不安になります。
つまり、お金の不安の原因は、
知識が足りないことだけではありません。
本当の不安の原因は、
何を基準に判断すればいいか分からないこと
なのだと思います。

③ 情報が増えるほど、人は不安になる
たとえば、投資信託が良いのか、株式投資が良いのか。
貯金を増やすべきか、投資を増やすべきか。
住宅ローンは早く返すべきか、投資を続けるべきか。
こうした問題は、知識だけでは答えが出ません。
なぜなら、人によって収入も、家族も、性格も、将来の考え方も違うからです。
正解が一つではない問題に対して、
知識だけで答えを出そうとすると、人は迷い続けることになります。
だから、多くの人はいつまでも不安が消えません。
情報を集めても、勉強しても、別の意見を聞くとまた迷ってしまうからです。
④お金の不安を減らす方法
では、お金の不安を減らすにはどうすればいいのでしょうか。
多くの人は、もっと知識を増やせば不安はなくなると考えます。
しかし、知識を増やすだけでは不安は完全にはなくなりません。
⑤不安を消す方法は「知識」ではなく「判断基準」
では、不安を減らすために必要なものは何でしょうか。
それは、もっと多くの知識ではなく、
自分のお金の判断基準を持つこと
だと思います。
判断基準があれば、情報が増えても迷いにくくなります。
人の意見が違っても、自分で考えて決めることができます。
そして、自分で決めたことは、人は不思議とあまり不安になりません。
お金の安心とは、
たくさん知っていることではなく、
自分で判断できることなのかもしれません。
この連載では、「お金の知識」ではなく、
お金の判断力について考えていきたいと思います。
次回は、
「投資の不安は、知識ではなく判断で減らす」
について考えます。
まとめ
- お金の不安は多くの人が感じている
- 不安の原因は知識不足だけではない
- 情報が多いほど判断が難しくなる
- 判断できないことが不安につながる
- お金の不安を減らすには判断基準が必要

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